
2021年12月某日。愛知県西三河エリアを拠点に活躍しているアスリートを紹介するトークバラエティ番組「アスサミ」の収録現場に、7名の地元アスリートが集結しました。
競技種別は陸上、バレーボール、ソフトボール、ラグビー、軟式野球、相撲、サッカーとバラバラですが、アスリートならではの考え方や「アスリートあるある」など共感できる部分もあるよう。さらに、プライベートでの意外な共通点も...!?選手一人ひとりのプロフィールと共に、選手の素顔をまるっとご紹介します!
紹介する選手はこちら!
頼れるキャプテン・山口知貴選手(豊田自動織機シャトルズ愛知)
「アスサミ」とはアスリートサミットの略

「アスサミ」は地元アスリートを紹介するキャッチネットワークのトークバラエティ番組。今回は特別に番組収録におじゃまして、選手7名の素顔に迫ります。
アスリートといえば、プレッシャーのかかる試合で勝利を収めるため、厳しい練習や食事制限にも耐え、遊ぶ暇もなく練習&トレーニングというストイックで超人的なイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか?
駅伝のエキスパート・聞谷賢人選手

©Agence SHOT
最初にご紹介するのは、トヨタ紡織陸上部(拠点:愛知県刈谷市)に所属する聞谷賢人(きくたに けんと)選手です。
聞谷選手は愛知県碧南市の新川地区出身。中学生の時に愛知駅伝の碧南市代表に選出されて以来、本格的に陸上を始めました。愛知高校から駅伝の強豪校・順天堂大学へ進学、お正月恒例の箱根駅伝では4年連続出場し、主将も務めるなどの実績の持ち主です。2021年のウィーンシティマラソンでは、初めての海外遠征&気温30度を超える猛暑にもかかわらず、日本人選手最高順位の4位を獲得する快挙を収めています。
服をたたむスピードも日々進化

そんな聞谷選手のゲン担ぎは「衣類をきちんとたたむこと」。
几帳面な性格なのかと思いきや、「高校生の頃、脱いだジャージをくちゃくちゃのまま置きっぱなしにしておいたら、監督から『レース中に何かあったら他人に見られるぞ』と言われて、きちんとたたむようになりました」とのこと。レースが過酷であるということを物語る、冗談なのか本気なのかわからないセリフですね...。実際にやって見せてもらったところ、ものの数秒で完成!
トヨタ紡織陸上部

©Agence SHOT
聞谷選手が所属するトヨタ紡織陸上部(拠点:愛知県刈谷市)には、現在、13名の選手が所属。普段は三好池や刈谷市運動公園、豊田市運動公園で練習をしています。白栁心哉監督のもと、世界で活躍する選手の育成と、ニューイヤー駅伝優勝を目標にチーム作りに励んでいるそうです。
2021年は、11月に行われた中部駅伝(中部実業団対抗駅伝競走大会)で見事優勝!この勢いを保持して、2022年1月1日に行われるニューイヤー駅伝での奮闘が期待されます。
ブロック巧者の水野将司選手

写真提供:アイシンティルマーレ
お次は水野将司(みずの まさし)選手。愛知県碧南市に拠点をおくバレーボールVリーグ・アイシンティルマーレに所属しています。愛知県豊山町出身、愛工大名電高校から中央大学へと進学し、2020年からアイシンティルマーレへ。ポジションはミドルブロッカー。186cmの長身を生かしたブロックが持ち味です。
豊山町&愛工大名電出身といえばイチローさん!水野選手も小学生の頃は野球をやっていましたが、同じくバレーボールをやっていたお母様の影響でバレーボールを始めたそうです。
気分転換はおいしいものを食べること!

「気分転換の方法は、おいしいものを食べること!」と教えてくれた水野選手。中でも好きな食べ物はカレーライスで、ランチに週2~3回ほど食べるのだそう!
ちなみに、「西三河で一度は食べたいもの」は、碧南市の隣・高浜市にある「八百甚」のフルーツサンドとのこと。朝早く売り切れてしまうほど大人気なので、まだ食べたことがないのだとか。
アイシンティルマーレ

写真提供:アイシンティルマーレ
水野選手が所属するアイシンティルマーレは、愛知県碧南市を拠点とする男子バレーボールチーム。現在20名の選手が所属していて、日々練習に明け暮れています。チーム名である「ティルマーレ」の由来は、Teal:碧色(英語)とMare:海(イタリア語)の造語で、地元の碧海エリアに基づいています。
12月4日から開幕したVリーグDIVISION3 MEN(V3男子)に参戦中で、現在の成績は2勝0敗の堂々1位。レギュラーラウンドは3月13日まで続くので、今後も見逃せません!
仲間想いの金江爽友選手

写真提供:豊田自動織機
続いては、豊田自動織機シャイニングベガ(拠点:愛知県刈谷市)に所属する金江爽友(かなえ さゆ)選手です。
小学2年生から軟式野球をはじめ、中学1年生でソフトボールに転身。左投げ左打ちの外野手として攻守にわたり活躍しています。2021年の日本女子ソフトボールリーグでは、キャプテンとしても奮闘。頼もしい限りですが、プライベートでは「パン屋さん巡り」が好きという意外な一面も。番組では食レポにチャレンジする姿も見られます!
休日はパン屋を巡ってクロワッサン食べ比べ

金江選手のパン好きは、単に自分がパンを食べるだけに留まりません!なんとおいしいパンは、チームメイトにもお土産として買っていくそう。その理由は「おいしいものを食べてもらいたい」とのこと。優しい心遣いが感じられます。
ちなみに好きなパンはクロワッサンで、一番好きなクロワッサンは大府市にあるパティスリーミミというケーキ屋さんが作るクロワッサンなのだとか。気になりますね...!
豊田自動織機シャイニングベガ

写真提供:豊田自動織機
刈谷市に本拠地を置く豊田自動織機シャイニングベガには、18名の選手が所属しています。
今年度のリーグ戦績は、決勝トーナメント1回戦で敗れ、13勝9敗の5位。さらに11月に開催された、ソフトボールチーム日本一を決める「全日本総合女子選手権大会」では、決勝戦まで駒を進め、2015年以来の優勝に手をかけるものの、強豪・ビックカメラ高崎 BEE QUEENに敗れ、惜しくも準優勝という結果に。来年の飛躍に期待です!
頼れるキャプテン・山口知貴選手

©チームカメラマン・服部有美
続いて紹介するのは、金江選手と同じく豊田自動織機から、NTTジャパンラグビーリーグワン・シャトルズ愛知の山口知貴(やまぐち ともき)選手です。ポジションはスクラムの要ともされるプロップ。チームでは主将を務め、ラグビーの強豪校・天理高校や天理大学でも主将を務めたという、まさに頼れる親分肌です。
主将として「気分の浮き沈みを表に出さないようにしている」とのことで、チームメンバーに伝えるべきことは常にブレないようにしているそうです。
最近の趣味は「焚き火」!?

そんな山口選手の最近の趣味は「焚き火」。「山口選手と焚き火、似合う......」と思いきや、キャンプギアを買ったはいいけど全然できていないそう。
さらに、「お弁当を食べている時に、ゆで玉子だと思って割ってみたら温泉玉子で、困ったけどそのまま飲み干した」とおもしろエピソードを披露!ちなみに、お弁当はラグビー部特製の大盛弁当。さらに+αで食べることもあるそうですよ!
豊田自動織機シャトルズ愛知

写真提供:豊田自動織機シャトルズ愛知
愛知県をホストエリアとする豊田自動織機シャトルズ愛知は、総勢54名の選手が所属するラグビーチームです。
現在はプレシーズンマッチが行われており、2022年1月16日からリーグ戦が始まります。今年から新しい体制でのリーグとなり、豊田自動織機シャトルズ愛知は3部リーグでの出場。ですが、下剋上を起こして日本一を目指すことにワクワクしていると、心強いお言葉をいただきました!
西武の源田選手がライバル・倉地茂雄選手

写真提供:株式会社ニッセイ
5人目に紹介するのは、社会人軟式野球の強豪・GTRニッセイ(拠点:愛知県安城市)でキャプテンを務める倉地茂雄(くらち しげお)選手です。
右投げ左打ちの内野手で、小学2年生から野球をはじめ、豊田大谷高校から愛知大学へと進学。4年生の夏には愛知県選抜に選出され、現・西武ライオンズの源田選手と二遊間を組んだことも! 目下の目標は「源田選手より長く現役を続けること」を掲げ、日々トレーニングに打ち込んでいます。
仕事と野球、どっちも大事!

会社での仕事は「減速機営業」を担当。月・水・金の午後に練習をしているので、お客さんからの電話に出られず怒られたこともあるとか...。アスリートと仕事の両立はやはりなかなか大変そうです。
そんな倉地選手の休日のリフレッシュ方法はゴルフやロードバイク、スノーボード。お休みの日にもスポーツをするなんて...やはり体を動かすことが好きな、根っからのアスリートなのですね。
GTRニッセイ軟式野球部

写真提供:株式会社ニッセイ
1947年創部と歴史の長いGTRニッセイ(拠点:愛知県安城市)は、全日本軟式野球連盟に加盟する軟式野球チームです。17名の選手が所属し、国体や天皇賜杯での優勝経験もあるなど、全国でもトップレベルの実力を誇ります。
チームのモットーは「野球に学び、野球を楽しむ」。地元に密着した活動も積極的に取り組んでいて、安城市内の小学生が現役選手から直接教えてもらえる野球教室や少年野球大会の開催など、さまざまな交流を行っています。
女子相撲の魅力を広めたい!今日和選手

写真提供:アイシン
次に紹介するのはアイシン相撲部(拠点:愛知県刈谷市)で初の女子選手となる今日和(こん ひより)選手です。青森県出身で、お兄さんの影響で小学1年生から相撲を始めました。高校時代には世界大会で連覇、進学した立命館大学では相撲世界選手権でも無差別級で2年連続準優勝など、数々の成績を残しています。
相撲の近代スポーツ化にも力を注いでおり、女子選手が少ない相撲競技を国内外に普及させるという目標を掲げて邁進中です。
夢はIOCでスピーチすること!

今選手の夢はずばり、相撲が五輪競技種目に選ばれ、IOCでスピーチすること!「せばだばやってみら(それならやってみようか)」と、津軽弁で話したいとのことです。壮大な夢ですが、持ち前の行動力とポジティブ思考で実現してほしいですね。
そんな今選手は、女子選手が一人しかいないため、稽古の辛さを共有できる仲間がいないことが悩み。そんな時の気分転換方法は「刈谷市総合運動公園の河原でたそがれること」なのだとか。
アイシン相撲部

写真提供:アイシン
「全日本実業団相撲選手権大会 優勝」など数々の実績を残し、実業団の強豪として名高いアイシン相撲部(拠点:愛知県刈谷市)。現在の部員は14名。地域の子どもたちへの指導会や海外留学生など外国人との交流会を通して、地域社会への貢献にも努めています。
月曜から金曜の夜となかなかハードですが、仕事と両立しながら強さを追い求めています。
チームの柱・佐藤悠希選手

©FCKARIYA
ラストを飾るのは、FC刈谷の佐藤悠希(さとう ゆうき)選手。ポジションはMFです。奈良育英高校、関西大学へと進学し、ジェフユナイテッド市原・千葉リザーブス、AC長野パルセイロを経て刈谷へとやってきました。移籍1年目となった2019年には、東海社会人サッカーリーグ1部で10得点し、最優秀選手とベストイレブンに輝いた実力の持ち主です。
最近のお気に入りスポットは刈谷市総合運動公園ということで今選手とニアミス!
職業はユーチューバー!?

実は最近、佐藤選手はYouTubeチャンネル「佐藤悠希VLOG」を開設しました!この収録直前に登録者数500人を突破し、次なる目標は1000人ということで、コンテンツ撮影にいそしんでいるそう。
内容は試合前ルーティーンからチームメイトとのトーク動画、佐藤選手がオムライスづくりに挑戦する料理動画まで、バラエティに富んでいます。「みなさんチャンネル登録お願いします!」と佐藤選手。
FC刈谷

©FCKARIYA
市民サッカークラブFC刈谷には、佐藤選手が所属するトップチームのほか、他にもアカデミーやユース(U15、U18、レディース)があります。
トップチームには現在29名の選手が所属。2021シーズンはリーグ戦が終了し、JFL・地域入れ替え戦が12月18日に行われました。残念ながら地域リーグへ降格となりましたが、「来シーズンも一つでも多くの勝利を収めるため、チーム全員で戦っていきます!」とコメントをいただきました!
※佐藤悠希選手は、2021年12月16日に現役引退を発表しました。
番組も必見!競技種別をこえて大盛り上がり

収録では、「他のアスリートに聞いてみたいこと」として、「長く現役生活を続けるためにはどうしたらいいか」、「負けている時のあり方」など、アスリートにしか聞けない質問が飛び交いました。
さらに「おいしいお店を教えてください」など、選手同士の交流が見られるシーンも。最初は緊張気味だった選手たちも、後半になってくると打ち解けた様子で、収録後に連絡先を交換する姿や記念撮影をする姿も見られました。ぜひ番組でもお楽しみください!(取材:河合春奈・2021年12月取材)
番組タイトル | 地元アスリート大集結!アスサミ |
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放送日時 (1時間番組) |
12月30日(木)20:00 12月31日(金)17:00 1月 1日(土)22:00 1月 3日(月)21:00 1月 7日(金)12:00 1月15日(土)20:30 1月20日(木)21:00 |
放送チャンネル | 地上デジタル121ch |
内容 |
愛知県西三河エリアを拠点に活躍するアスリートが勢ぞろいするアスリートのサミット、略して"アスサミ"!
種目に関係なくアスリートがクロストークを繰り広げ、試合では見られない姿も...!? |
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