
いつも近所を走っていて、とても身近な名鉄三河線。そんな三河線の隠れた魅力を発見するフォトコンテストが、2018年11月30日(金)までインスタグラム上で開催されていたこと、知っていましたか?
名鉄三河線沿線の7つのスポットから撮影を試みてコンテストに挑戦してみました。知っているようで実は知らなかった、名物の赤い電車と地元の風景がつくり出す光景をご紹介!
おなじみの赤い電車を追いかける旅へ!

今回のフォトコンテストは、名鉄三河線の中でも海線(知立駅~碧南駅)エリアの写真であれば昔のものでもOK。コンテストを主催したのは、「名鉄三河線複線化促進期成同盟会」。
いつも何気なく見ている風景も、少し角度を変えるだけでもっとステキな景色に変わるかも?そんなスポットを見つけようと、私も電車の色とおそろいの赤いセーターで準備万端!?いざ、三河線の魅力を再発見する素敵な旅に出かけましょう!ちなみに、既に応募は終了していますが、インスタで「#名鉄三河線海線」を検索すると応募作品をチェック可能です!
撮影のスタートはレトロな始発駅から!

11月下旬の13時、まず訪れたのは三河線の南端、愛知県碧南市にある碧南駅。ちょっとレトロな雰囲気の残る駅舎は、なんか趣がありますよね!建物の間から見える赤い車体と、雲ひとつ無く突き抜けるような青空との対比がとってもキレイ。晴れて良かった!と心から思うスタッフ一同です。
ここでは駅前のロータリー内にある歩行者用のスペースから撮影しましたが、ロータリーはバスやタクシー、乗用車が入ってくるので、撮影する際には周りに気を配って撮影してくださいね。
高浜川の青い風景を赤い電車が通る

次のポイントに訪れたのは14時ごろ。場所は高浜市田戸町4丁目、瓦の製造所が立ち並ぶエリア、高浜川を渡る三河線を川岸から狙います。踏切の音がしたかと思うと、左右に駆け抜けていく三河線。水色の陸橋と青い空に挟まれて、ススキの向こうを渡っていく赤い電車は、風情がたっぷりです!
実は最初は橋の反対側から狙ったのですが、この時間は逆光になっていて撮影が難しく...。逆光の中では色が暗くなってしまうので、名鉄電車の鮮やかな赤色を見せたい場合は、やはり、順光がベストですね!
まるで江戸時代を走っているみたい!?

次は高浜港駅。瓦の屋根と白い壁で、江戸時代のお城を思わせる駅舎です。時代劇に出てくるような建物に向かって近づいてくる電車の姿は、時代を超えたギャップがあってユニークですよね!さらに駅前には、縦4.5m、横4.2mというとても大きな鬼瓦のモニュメントが。地元・高浜の地場産業でもある三州瓦製のモニュメントは必見ですよ!
さらにここでは、駅舎の中に入ってホームにもお邪魔してみました。入場券を買って改札を抜けると、ホームも線路も一本だけ。上りも下りも同じ線路に入ってくる光景を見ることができるのは、単線ならではです!
ドラゴンに食べられる赤い電車!?

15時過ぎに訪れたのは、三河高浜駅と吉浜駅の間、県道50号を一本横にそれた細い道に入り丘を登ると現れてくる高平(たかびれ)公園(高浜市芳川町2丁目1番地7)。この公園は通称「ドラゴンパーク」と呼ばれていて、瓦でできた2匹の龍の像があるんです。
ドラゴンの口元とカーブを曲がってくる三河線がぴったり合うベストポジションから撮影すると、ドラゴンが電車を食べているようなトリックアートが撮影可能!ドラゴンは結構背が高いので、背の高さに自信のある人以外は脚立や踏み台があると便利です。
レンズひとつで違った印象の写真に

ドラゴンパークの丘から少し下ったポイントからは、カーブから顔を出す赤い電車を撮影することができちゃいます!市街地を中心に走る三河線海線では、珍しい!?緑に囲まれた写真を撮れるレアスポットな気がします!
ここでの撮影では望遠レンズを使っての撮影がおすすめ。奥の被写体以外をぼかしやすい望遠レンズなら、主役の電車がより引き立つので、これまでの写真とは一味違った撮影ができるんです。
ビルに囲まれながら走る三河線

日も傾いてきた16時頃、刈谷駅近くにある神田駐車場(刈谷市神田町1丁目70番地)に車を停め、最上層に登って上から三河線を狙います。刈谷駅に向かっていく電車の周りは、大きな建物が立ち並ぶビル街。これまでの撮影とはまた違った街並みは、写真の雰囲気をがらりと変えてくれています。
この写真では、先ほどとは逆に、望遠レンズを使わずに周りのビル街を広角に写真に収めるように心がけました!
夕日と電車のコラボ!赤?オレンジ?

16時を過ぎて日が沈み出してから、刈谷市中島町へ。県道245号が猿投川を渡る神明橋から土手に出て、陸橋を通る電車を撮影。赤とオレンジが混ざりあったこの時間にしか見られない色の車体が夕焼けに溶け込み幻想的!
この機会にみなさんも、インスタグラムで「#名鉄三河線海線」を検索して、三河線のいろいろな表情を見てみてくださいね!また、撮影する際は、線路などの立ち入り禁止区域や私有地への侵入、路上駐車をしないなど、マナーを守って楽しく撮影しましょう!自分だけのお気に入り名鉄電車スポットを探しましょう!(取材:加藤裕子・西等)
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