KATCH RECRUIT2025

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story 02

地域のみんなが見ている。
またひとつ、背筋が伸びる。

ある日、お客さまの工事に立会っていたとある社員と、地域の方とのふれあいのお話。

〔お名前を聞きそびれてしまったのですが、本当によくしていただきました。
ありがとうございました〕

「あれ? これって…」。共有された「お客さまの声」を見て、手が止まる。
――自分のことかも。
「どうしたの?」と聞く隣の同僚に、「なんでもない」とごまかす。

あれは月初旬。とても暑かった日の昼下がり。
屋外で法人のお客さまのケーブル工事に立ち会っていたときのこと。
道路の向かい側から工事現場を監督していると、そのすぐそばで自転車が転ぶのが見えた。
小学校の高学年くらいの男の子だったと思う。
すぐに立ち上がったけれど、その場から動けずにいるようだった。

「大丈夫?」そう言って駆け寄ると
どうやら膝を擦りむいたようで、血が流れていた。
手持ちのハンカチでひとまず拭って、近くのコンビニで消毒液や絆創膏を買って手当てしたんだっけ。

あのあと迎えに来たおばあさんが、お礼の電話をくれたんだな。
まあでも黙っていよう。そう思っていると、先輩に肩を叩かれた。
「この子助けたの、君? 工事業者さんに聞いたら、君じゃないかって」
「…バレるものなんですね」。入り混じる、うれしさと気恥ずかしさ。
地域や周りの人が見てくれている。そう思うと、背筋が伸びる気がした。

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