大雨や大雪による映像障害について
文書番号:0017
大雨や大雪による映像障害(降雨減衰)は、以下のような場合に発生します。
大雨や大雪による映像障害(降雨減衰)
テレビ電波は周波数が高くなるにつれて地形や建造物などによるしゃへいの影響が大きくなります。とくに周波数の高いCS放送やBS放送はこれらの影響を大きく受けるため映像障害が発生しやすくなります。
通常の雨であれば問題ありませんが大雨の場合にはCS放送やBS放送の映像が乱れ、ひどい場合には画面が見えなくなってしまうことも雨によるしゃへいが原因です。
この雨によるしゃへい障害を「降雨減衰」と言います。
降雨減衰はCS放送やBS放送を受信している家庭などの近隣で雨が降っていなくてもおこります。CS放送やBS放送は地上波(東海テレビ、CBCなど)とはテレビ電波の伝送経路が違うためです。
地上波はテレビ塔から電波を送信し、各家庭のアンテナで受信されますが、CS放送やBS放送では、発信局から衛星に電波を送信し衛星から各受信家庭に配信されるイメージです。このため、発信局から衛星間において降水量が多いと降雨減衰の影響を受けます。