micro_ichiranyou_dai2.jpg
あの人

『地元のために』が合言葉。笑顔をつなぐ高校生「高浜高校 SBP部」

高浜への愛が詰まった たい焼き型で焼いてます

anohito78_01.jpg

プロバスケットボールチーム・シーホース三河のホームゲーム会場で、青と黄の鮮やかな外観がひときわ目をひくタツヲ焼きのブース。シーホース三河の所属タレントでもあるタツヲの呼びかけに始まり、多くの人の協力があって生まれたおやつ。運営しているのは愛知県立高浜高校の地域活動部SBP(ソーシャル・ビジネス・プロジェクト)班だ。

SBPとは高校生が地域の課題をビジネスで解決する取り組みのことだが、高浜高校SBP班の活動はタツヲ焼きの販売がメインというわけではない。実はオリジナルのたい焼き型を開発し、その製造販売をビジネスにしているのだ。

鬼瓦職人×自動車部品メーカー×高校生

anohito78_02.jpg

きっかけは、ご当地に因んだキャラクター焼きが面白いと考えていたSBP班が、高浜市のものづくりの技術に着目したこと。鬼瓦の伝統を守る鬼師(鬼瓦職人)には種型の製作を、精密な削り出し技術を持つ自動車部品メーカーには金型の製作をと、熱心なプレゼンをして依頼。

『地元のために』という同じ思いでタッグを組みオリジナルデザインが可能な、たい焼き型「Sの絆焼き型」を造りあげたのだ。今では青森、三重、北海道など全国の高校へも販売し、その受注や打ち合わせ、企画や営業までこなす生徒たちの姿は頼もしい限りだ。

焼き型が紡ぐ絆

anohito78_03.jpg

「自分に自信を持って輝く瞬間が見られるのはうれしい」と、その成長を見守るのは顧問の梶田先生。「各県に3セットずつ販売」という目標を掲げながら、この焼き型が紡いでくれる絆をつないでいきたいと教えてくれた。

Sの絆・タツヲ焼きプロジェクトは販売数に応じて高浜市をはじめとした5市に在住の子どもたちをシーホース三河の試合に招待するという企画で、企業との地域貢献の連携という相乗効果も生まれている。

タツヲ焼き

anohito78_04.jpg

あんこ、カスタードの2種類。1個200円(税込)。タツヲの顔を見事に再現。高校生が慣れた手つきで手際良く、焼きたてを販売している。

高浜高等学校 地域活動部SBP班

anohito78_05.jpg

高校生レストランの仕掛人である岸川政之さんの講演に触発された有志が2016年に活動を開始し、翌年に部活動として始動。

鬼瓦職人と自動車産業という高浜ならではの技術で「Sの絆焼き型」を開発し、発注者の要望に応じたオリジナルのたい焼き型を製造販売している。

(キャッチネットワークのライフコネクトチャンネルマガジン・ケーブルテレビの向こうがわ。2020年4月~6月号より)
※この記事は、2020年2月に取材したものです。

関連記事