
まだまだ寒い日の続く2月。しかし!実はいま、春を告げる可憐な花、「梅」が超・超・超見ごろ。しかも、近所の愛知県西三河にも思わず息をのむ名所があったんです!
「梅?どんな花だっけ?」「せっかく出かけるならきれいな写真も撮りたい!」そんなあなたは必読!西三河にあるおすすめスポットで梅祭りや開花情報を取材しました。プロカメラマンに聞いた撮影ポイントとともに最新情報をお届けします。
今回は2回目のリクエスト企画!

「もうすぐ、梅の花が咲いてきます。綺麗に見える場所を教えてください。お願いします。」
ことの発端は、愛知県名古屋市に住むAさんから、近所のはなしFacebookに届いたメッセージ。刈谷市の田舎で草花と木々に囲まれて育った近所のはなし担当・鶴見はやれ自分の出番だと発起!「梅の花ってあんまりイメージないな。春の花といえば桜じゃない?」そんなあなた、のんのん。梅はとってもすてきな春の花のひとつなんです!
安城市和泉町の梅園へ

こちらは国道23号沿い、安城市和泉町中根山にある梅園。白色の花をつける「南高梅」をメインに、ピンクのものや、しだれ梅5種類など37本が咲き乱れます。う~ん、圧巻!
木の世話をしている都築久米一さんが、20年ほど前に始めたこの梅園。苗は本場・和歌山県南部市から分けてもらったそう。 あまりにきれいで、入っていいのかな...と心配になりますが、「たくさんの人に見てもらうことが一番!花の香りを楽しみながら楽しんでほしい」と都築さん。
プロカメラマンが語る「光」のワザ

きれいな梅の花を写真にもおさめたい!ということで、伝家の宝刀を抜きます。日頃から「近所のはなし」の写真を撮ってくれているプロカメラマンに、撮影のポイントを教えてもらっちゃいました!
まず、光の当たる向き。撮影するものに向かってさす「順光」で撮ると、色や明暗がくっきりと表れます。画像は、対する「逆光」。ふんわりと花びらが透けて輪郭が際立ちますね。撮影した2月9日は、16時で梅園の半分ほどが日陰になっていました。ぽかぽかした日の光を楽しむには、午前~昼頃がおすすめですよ!
紅白のコントラストを活かして

紅白の花を一枚におさめるときのポイントは...「白を手前に、紅を奥に」。写真では、奥にあるものが華やかだと、全体で見たときにも華やかさが印象に残るんだそう。
ちなみに都築さんの梅園には、紅白2色の花をつける木が1本あります。歩きながら探してみてくださいね。
インフォメーション

場所:愛知県安城市和泉町中根山(駐車場あり)
国道23号沿い、安城西尾インターと和泉インターの中間ほど。バイパスを挟んで和泉公園向かいにあります。手作りのベンチなどもあり、ゆったりと楽しめます。
2月9日現在、ほぼ満開。しだれ梅はふくらんでいるつぼみも多く、2月中旬ごろまで楽しめそうです。
アクセスマップ
あでやかに照らされる花

こちらは刈谷市半城土町にある半城土天満神社。ここでは2月9日(日)から16日(日)の1週間、ライトアップが行われます。およそ30本の木々が立ち並び、紅白の花が照らし出される光景がとても幻想的!
この梅園は菅原道真1100年忌の平成14年に造られたもの。境内には1100年忌の記念碑や、道真が梅を詠んだ和歌「東風吹かば...」の石碑が佇みます。
キーワードは「対角線」と「平行」

流れるようにしだれた枝に、毬のような花がたくさん!バランスよく撮影するポイントは、写真の対角線上に枝を配置すること!花がぎゅっと集まっている部分をねらうと、華やかな雰囲気が切り取れます。
余裕があれば、後ろに写る枝の向きもメインの枝と平行になるよう、角度を探ってみましょう。背景がすっきりとして花が際立ちますよ。上に向かって枝が伸びる南高梅などでも活用できる撮り方です。
あえて余白を入れて

写真を撮るときは、つい「撮るもの」ばかりに目がいきがち。でも、その後ろに写る「背景」も重要なんです!シャッターを切る前に、電柱や色の強い建物などが写りこんでいないかチェックしてみて。
邪魔なもののない背景を活用し、あえて「あいた空間」を作ると、奥行きや広がりの感じられる写真に。キーワードは「三分割構図」。写真を縦横それぞれ3等分し、その重なった部分にメインを置くと、バランスのよい写真になります。
インフォメーション

場所:愛知県刈谷市半城土町本郷1(境内に駐車可)
ライトアップ:2月9日~16日の18時~21時
15日、16日は「天神梅祭り」開催。甘酒接待(両日・10:30~14:00)、呈茶会(15日・10:00~14:00)、詩吟奉納(16日・11:30~)、バンド「依佐美村なかよしクラブ」演奏(16日・12:00~)。
2月11日現在、すでに満開を迎えています。出かけるなら今です!
アクセスマップ
ちいさい春を感じよう!

以上、愛知県西三河のおすすめ梅スポットでした。鶴見個人の意見ですが、桜と比べたとき、梅は種類がたくさんあって、紅白のコントラストや花びらの形の違いなどを楽しめるのが印象的。しかも、木の高さが低めなので、ちょうど目線の位置で花を間近に見ることができます。記念写真も華やかに写りそうですね。
まだまだ寒い時期ではありますが、とにかく今が見ごろ、この絶景を楽しめるのもあと少し!この機会に、ぜひお出かけください。(取材:鶴見弥耶)
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