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特集

vol.15「あなたの居場所をつくるために!なごみんはあと(刈谷)マイ・タイム。(西尾)」シリーズ コロナ禍をこの地域で生きる

新型コロナウイルス感染拡大の影響で以前のような生活ができなくなり、子どもや高齢者の心のケアを含めた「居場所」が注目を集めています。

中高生が学習し、悩みを打ち明けることのできる場所を提供する愛知県刈谷市の取り組みや、2020年10月からシニア世代のために愛知県西尾市で生涯学習サロンを始めた人など、この地域で注目を集めている「居場所づくり」を取材しました。

刈谷市総合文化センター「なごみんはあと」

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愛知県刈谷市にある刈谷市総合文化センターでは、中高生が気軽に集うことのできるフリースペース「なごみんはあと」が2010年からスタート。

市の担当者は、なごみんはあとを始めた背景として「学校の外のほうが輝ける子もいると思うので、学校を超えた仲間で集まれる場所になれば」と話します。新型コロナ感染拡大の影響で2020年3月から閉鎖していましたが、9月から再開。現在は入室前に体温のチェックやマスクの着用などを求め、安全に利用できるように工夫されています。

中高生の居場所づくり事業「なごみんはあと」

大学生の学習支援員が勉強のサポートもする

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なごみんはあとでは学習支援を行う「なごみん塾」も同時開催しています。ここでは、愛知教育大学と連携し、大学生が学習支援員として勉強のサポートをしたり、中高生たちの相談相手になったりしています。

利用している高校生に聞くと「たまたまこの場所を見つけ、友達と一緒に来るようになった。大学生に相談しながら勉強できるのでとても良いです」といいます。また学習支援をしている大学生も「教育現場を体験することができ、学校や塾とも違う場に魅力を感じます」と、学生にとっても勉強を教えるだけでなく、中高生と交流のできる憩いの場となっているようです。

勉強も遊びもできる場所が居場所になる

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中高生が放課後、気軽に立ち寄れる場所「なごみんはあと」。この場所を運営する杉浦登喜子さんは、居場所づくりの大切さについて、「中高生というのは、親から少し離れて自分で考えることが大切な時期です。こういった場所で心の交流をし、色んな人と出会い、考え、きっかけになる場所にしていきたいと思います」と話します。

なごみんはあとでは現在、月に1回、刈谷市の南部生涯学習センター多目的ホールで身体を動かして遊ぶ取り組みも始めました。遊び場の提供も、中高生の大切な居場所づくりの一貫となっています。

シニア世代の居場所も大切

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中高生の居場所づくりだけでなく、シニア世代の居場所づくりも注目を集めています。愛知県西尾市に2020年10月にオープンした生涯学習サロン「マイ・タイム。」。2019年に自動車関連メーカーを退職した一色町の村井和廣さんが、同世代の居場所づくりをしたいと学習塾だった場所を自費でリフォームし、サロンを開きました。

退職後、何をしようかと考えたとき、みんなが来てくれる居場所をつくればいいじゃないかと思い、オープンしました。格好よくいうと、ライフワークです」と村井さんは笑顔を見せます。本来ならば2020年春にオープン予定でしたが、新型コロナの影響で4か月遅れたといいます。

これからの時代に合った居場所

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サロンの中には、談話スペースや、将棋などの対局スペースなどがあります。利用者は「一人暮らしの高齢者が多い地域なので、ここでいろんな人と話をすれば、家で寂しく過ごしているよりはいい」。「退職して家に居づらく、寂しいと感じている人などは、ここに来ると違う生きがいが見つかるのでは」と、これからの時代に合った居場所だと感じているようです。オーナーの村井さんも「今後は他にも様々な企画を行っていき、シニア世代の居場所になれば」と話します。

コロナ禍で人と直接会うことが躊躇されがちな今、人とつながる大切さを知り、人とつながる居場所が求められています。

(取材・撮影:モーション・ビジュアル・ジャパン/文:石川玲子 2020年10月取材)

中高生の居場所「なごみんはあと」

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場所:刈谷市総合文化センター3階(愛知県刈谷市若松町2-104)

電話:0566-62-1036(刈谷市生涯学習課)

開催日:毎週火曜・木曜 16時~21時

中高生の居場所づくり事業「なごみんはあと」紹介ページ

生涯学習サロン「マイ・タイム。」

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新しい形のシニアのための生涯学習サロン

場所:愛知県西尾市一色町前野東浦15-1

電話:0563-77-2852

営業日:毎週日曜~木曜 9時~17時

利用料金:コミュニケーションスペース(400円/90分)・脳トレスペース(600円/60分)・対局スペース(200円/120分)

「シリーズ・コロナ禍をこの地域で生きる」は、キャッチの番組でも放送中!

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番組名:特集「地域の今」

地域で今起きていること、取り組み、人々の姿を深掘り。「シリーズ・ コロナ禍をこの地域で生きる」では、医療・教育、企業などに従事するこの地域の人々の声から、コロナ禍の時代をどう生きるのか、そのヒントを探ります。

詳しくは、KATCH番組紹介ページ・特集「地域の今」をご覧ください。

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