
面白いものが大好きな取材班が、女性のおっぱいにそっくりのおまんじゅうがあるとのウワサをキャッチ!「べっぴんじゃん」と名付けられたそのお菓子は、凝視するのが恥ずかしくなるほどクオリティが高く、愛知県安城市の和菓子店「北城屋」の名物商品として、普段のおやつから記念日まで、地元の人を中心に人気なのだそう。
そんな気になる存在のおっぱいまんじゅうについて早速取材へ!インパクト強めの商品の裏にある親子の絆を感じるストーリーや、手みやげにおすすめの他の商品について紹介します。
愛知県安城市で50年以上!歴史ある和菓子屋
やってきたのは愛知県安城市の和菓子屋「北城屋」。広々とした店内には、定番品から季節の和菓子まで常時50種類以上の商品が並んでいます。
1949年に創業した北城屋は、元々JR安城駅前で駄菓子屋を営んでいたのだそう。1972年から和菓子を取り扱うようになり、今では安城の代表的な和菓子屋の一つになりました。お店は常にお客さんで溢れ、年代を問わず人気のお店です。
たくさんのおっぱいがずらり!
べっぴんじゃん(240円・税込)
種類豊富な商品の中に、異彩を放つおまんじゅう「べっぴんじゃん(240円・税込)」の姿を発見!初めておっぱいまんじゅうを目の当たりにした取材班。近くでみてみると、ふわっとした柔餅とほのかに色づいたピンク色の先端部分がとってもリアル...。
たくさんのおっぱいがショーケースいっぱいにずらりと並んでいる姿は、なんだかシュールでちょっとかわいいかも?
母の愛がたっぷりつまったおまんじゅう
「私は仕事終わりに、1日に1おっぱいいただいています」と笑顔で話す店長の堤佳子さんによると、おっぱいまんじゅうが作られたのは1997年のこと。北城屋の会長・成瀬弘さんの妻・桂子さんが、息子の結婚が決まったときに本当の意味で乳離れをする息子を想い、おっぱいの形のおまんじゅうを作り販売を始めたのだそう。
子どもへの想いが込められていることから、地元の人には出産や誕生日などのお祝い品として買って行く人も多いのだとか。今では地元の人に愛される定番商品のひとつです。
包み込むような優しい味と柔らかな食感
やはり気になるのはおまんじゅうの味。もち米で作られた羽二重餅のてっぺんには赤いういろうがちょこんとのせられています。なんだか申し訳なさを感じつつ、さっそく一口パクリ。柔らかく伸びのよいお餅の中身はなんとカスタード!プリンのようなツルンとした食感と優しい甘さがとても食べやすく、何個でもいけちゃいます。
小腹を満たすのにちょうどよい大きさなので、おやつの時間や手みやげにもおすすめです。
いったい何カップ?大サイズのまんじゅうも
べっぴんじゃん 大サイズ(2個入り3,240円・税込)
もっとおっぱいのリアルさを求める方には、ドドンと立派な大サイズ(2個入り3,240円・税込)がおすすめ。通常サイズ約5個分のおまんじゅうの中にはカスタードとナタデココが入っています。柔らかさの中にナタデココのこりっとした食感がアクセントとなり、飽きがこない味わいに。
「私は息子の15歳の誕生日に、大きい『べっぴんじゃん』でお祝いしました」と堤さん。ホールケーキ代わりにおっぱいまんじゅうでお祝いするのも面白いかも。大サイズの購入は、前日までに電話か来店にて予約が必要です。
北城屋の看板和菓子「安城一番」
安城一番(130円・税込)
北城屋ではほかにもたくさんの和菓子がそろっています。お店の看板商品になっているのが「安城一番(130円・税込)」。安城市の伝統的な凧・桜井凧をかたどった最中にはたっぷりの粒あんとお餅が入っています。パリパリで香ばしい最中と柔らかいお餅、粒あんの舌触りのよい食感が大満足の味わい。
安城の定番お菓子として、お中元やお土産に買っていく方が多いそうです。
さわやかな酸味が魅力の「マスカット大福」
マスカット大福(230円・税込)
夏から秋にかけての人気商品「マスカット大福(230円・税込)」は、シャインマスカットの丸ごと1粒を、白あんと求肥で包んだお菓子。マシュマロのようなふわふわとした食感の求肥、さっぱりとした甘みの白あんにマスカットの酸味とシャキッとした歯ごたえがクセになる味わい。
まだまだ暑さの残る季節にピッタリのさわやかなお菓子です。ぜひ一度味わってみてはいかが?
秋のおすすめ商品は栗をつかった和菓子!
9月は、秋の到来を感じるお菓子が登場。おすすめは、栗をつかった商品です。毎年人気の栗きんとんは、しっかり練られた栗ペーストに栗のカリッとした食感とホクホクした甘さがクセになるそう。栗蒸し羊羹は、自家製こしあんに栗がふんだんに入っており、栗の存在感を感じられます。
その他にもサツマイモやかぼちゃなど旬の食材を使ったお菓子がたくさん登場するそうです。今から楽しみですね。(取材:柳瀬菜月/2022年8月取材)