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あれこれ

見たことあるかも!?高浜市内にある謎の青い看板を調査!

愛知県高浜市内のあちこちに設置された謎の看板。「これ見覚えがある!」という地元の人も多いのではないでしょうか?1.5mほどの高さで、道路標識を彷彿とさせる青いカラーとやわらかいフォント。よく見ると、「T街道」「ココロード」「ほしみち」といった名前が書かれているけど...。一体なぜ、こんなところにたてられたのか?考え出したらキリがありません。

そんな青い看板にまつわるヒミツを、調査員・鶴見と助手の壁谷が調査しに行ってきました!

看板について調査するため、高浜市役所へ!

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謎の青い看板が気になり、居ても立っても居られない調査員・鶴見は、手がかりを探すため、助手の壁谷を引き連れすぐさま高浜市役所へ急行!瓦を使用した美しい外観に感動しながら、中へ足を踏み入れます。

担当者さんに質問してみると、とある二人の人物を紹介してくれました。どんな人なのだろう?と、ワクワクと緊張の気持ちを抱え、さっそくカギを握る人物のもとへ!

青い看板を知る人物にインタビュー

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教えてくれたのは、春日町にある「美味良酒 マルア」のオーナー・岩月義成さんと、高浜市商工会の上田晋也さん。お二人によると、地域の商店街を活性化させるため、名前の付いていない通りに愛称を付けようと2014年からスタートした「ストリート看板事業」で制作されたものなんだとか。

通りの名前は市民からアイデアを募集。選ばれた3つの案は、どれも市内の小学生が考えてくれたんだそうです。

キーパーソンが語る誕生秘話

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岩月:名前のない通りにも「本町通り」や「青木通り」みたいな愛称があれば、商店街がもっと賑わうんじゃない?という話から始まりました。
上田:お店を誰かに紹介したいとき、通りの名前で呼べたら親しみやすくなるかなって。

高浜市内を走る3つの通り沿いに設置された全27つの看板。通りの名前は3種類、デザインは全部で5パターンあるのだそう。せっかくなので、お二人とともにそれぞれの看板を巡りながら話を伺うことに!

市民の心を豊かにしたい!「ココロード」

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まず初めに向かったのは、かわら美術館と田戸町を結ぶ「ココロード」です。近くには美術館のほかに、図書館などがあり"人々の心を育む道にしたい"という思いが込められているのだそう。

岩月:看板のデザインは、高浜の地場産業である瓦を残していきたいと集まった団体「からふと」のメンバーにお願いしました。メンバーのひとりのデザイナーが提案してくれたデザインがどれも素敵で、選べないから全部つくろう!って(笑)。

かわいらしい瓦屋根のデザイン!

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シンボリックな瓦屋根のデザインと、道路標識のやわらかいフォントがマッチ!かわら美術館の出入口周辺と道路沿いに設置されています。

看板をよ~く見てみると、田戸町のアイコンになっているのは高浜市の瓦造りを支えた「だるま窯」!

地元の人にとっては馴染み深いキュートなイラストです。

中学校同士をつなぐ「ほしみち」

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次に向かったのは、市内にある南中学校と高浜中学校を結ぶ「ほしみち」。地元のパン屋「スカイラーク」前の交差点に看板が置かれています。みんながきらきらと輝いてほしい!と願いを込めて名付けられたんだそう。

鶴見:サイズと色は、最初から決めていたんですか?
岩月:正式な道路標識の色に寄せたくて、この青色にしたんです。看板も目の高さにして、歩いている人に「こんな道の名前なんだなぁ」と気づいてもらえるように。

道も人もきらきらと輝いてほしい!

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鶴見:交差点にあるから、信号待ち中に目に留まりやすいですね。
岩月:この道は市の道路なので、高浜市役所の担当者さんに協力してもらいながら看板を設置することができました。
上田:「ほしみち」と「ココロード」は、デザインが2種類あるんですよね。これは中学校の校章をアイコンにしたもの。別のパターンも、ぜひ探してみてほしいです!

高浜と、名物とりめしのT!「T街道」

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最後に向かったのは、高浜市のショッピングセンター「Tぽーと」の裏側に設置されている「T街道」。ピンク色の外壁とのコントラストが素敵です。

鶴見:「T街道」は、高浜のTですか?
岩月:Tぽーとを中心にした通りなのと、高取町のTの意味を込めて小学生の子が付けてくれたんです。
上田:高浜名物「とりめし」のTもありますよね!

実はサン・ビレッジ衣浦にたどり着かない!?

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温泉と水泳のアイコンがオシャレな「T街道」の看板。実は看板の道なりに進んでも、サン・ビレッジ衣浦にはたどり着けないのだとか...。

岩月:サン・ビレッジ衣浦は向こうの方角にあるので、きっとこの通り沿いで間違いないだろうと思っていたら、実は通りが一本違ってて (笑)。

調査員の鶴見と、助手の壁谷も思わず笑いが!手探りで始めたからこそのエピソードですね!お二人の笑顔から、事業に苦労しながらも、高浜市が一体となって楽しんでつくり上げた気持ちを感じました。

たくさんの人に活用してほしい!

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「ストリート看板事業」のほかに、これから行っていく活動についてもお伺いしました。「名前をつくっただけで終わらず、この道の名前をどう浸透させていくかを考えたい」と語る岩月さんと上田さん。2020年12月に市制施行50周年となるため、記念イベントで市内の商店街をさらに盛り上げようと奮闘中です!

お二人の熱のこもった話に、調査員一同、胸が熱くなりました。みなさんも高浜市に来たら、青い看板を探してみてはいかが?(取材:壁谷雪乃)

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